4.5畳の部屋から

いつもここでつっ立ってます。

最高にブスだけど最高なブス

テレビで衝撃的なブスを見た。それも双子。
どうやらCHAIというガールズバンドのうちの二人らしい。
 例えば石原さとみとか北川景子とかガッキーとか。ぱっちり二重で鼻筋が通ってて肌が綺麗でスタイルが良くて。
昨今はそれらが絶対的に可愛くてそれをみんなが目指している感がある。一重はダメ、デブはダメ、鼻ぺちゃはダメ。まぁ肌は綺麗な方がいいね。
そこを目指して近づける人はいいけど、近づけない人は落ち込む。私はブスだから…と。
田舎から出てきてすぐの専門学生の頃、新宿駅を歩くと道ゆく人が全員美人だった。印象的だったのは肌が白くて綺麗ってことで、何を塗ったらそんなに綺麗になるんだろうって思ってた。圧倒的な己のブスさを自覚した。美人の順で彼氏ができるなら、あるいは結婚ができるなら私は一体何位なんだろうなんて考えた。どのくらい下の方にいるんだろうって。
”絶対的な可愛い”に近づけない自分はどんどんネガティブが膨らんでいった。終いにはエビちゃんが双子って事実だけで自分の存在価値をなくした。ブスが存在する意味が分からなかった。
そんなブスから見ると彼女たちは超かっこいい。そして気が楽になる。可愛いは一つじゃない、コンプレックスそのままのあなたが可愛いんだよって。これを美人が歌ったところで何も響かない。衝撃的なブスが歌ってるからこそ響く。
よく言ってくれたぞブス!よしいけブスー!!!ってなる。
彼女たちのインタビュー記事で自分たちは中の下だと思うなどと書かれていたが、そんなもんじゃない。下の下だ。少し高く見積もってるところや節々の自信が垣間見える発言になんだかモヤモヤと違和感。
でもそれは私の中にブスはくよくよしてなきゃいけないって意識があるからだって気づいた。
彼女たちも可愛いに近づけなくてコンプレックスに悩み心無い言葉を言われ存在価値が揺らいだことがあるんじゃないかと思う。でもその底から自分を肯定できるようになってNEOかわいく楽しく堂々と生きてることが羨ましい。
ほれちゃったって曲がMVも含めてとても素敵だったし好みだったしなんなら可愛く見えてくる。と思って静止画を見るとやっぱりきついけど。けどまた聴きたくなる。才能はブスを超えるようです。