一人暮らしごっこ

自宅は秘密基地

嫌なことから逃げる

いつの間にやら、学歴コンプレックスというものがちゃんと私の中にあります。
なんで大学に行かなかったかというと、大学に行くのに必要なお金がなかったのと、大学に行って学びたいことがなかったから。学力もなかった。
学びたいことはないけど大学に行くって人もいたけど、何が学びたいのか分からないのに大学に行く必要はないって考えてた。そういう人たちを遊ぶために大学に行くんだと、軽蔑するような気持ちさえあった。
それと大学に行くって普通の家庭のレールだと思う。世間一般的な、学力も学費もなんとかなる普通の家庭。でも私はなんとかならない普通より下の家庭。だから大学進学以外の道が普通って感覚だった。
学歴コンプがあるって気付いたのは、もし付き合う人が大卒だったらそれだけで浮かれそうな自分がいたから。都会を歩いていて周りにいるほとんどの人が大卒なんだと思ったら疎外感を覚えたから。でも大学が全て正しい訳じゃないし、くだらない気持ちだとも思う。
今日電車の中で大学入試の広告を見た。その広告の右下に成績上位50名学費免除とあった。
今までお金がないから大学に行けなかったって気持ちが強くて、それが親を嫌いな理由の一つだったけど、もしこういう制度を使ってたら行けてたかもしれない。
行きたいって強い思いがないと学費免除になれるまでの学力を付けることはできないから、行きたいって気持ちがなかった時点で後日論になる。だけど今まで大半をお金がないことを理由にしてた。
また電車の中で中高生の2人組を見た。一人は英語の本を読んで、一人は単語帳を見ながら、「私も学習室通った方がいいかな」って話してた。彼女たちを見て、私は勉強をしてこなかったんだなってやっと分かった。
でもおかしいもんよね。行きたかった訳でもないのに行かなかったことを恨むなんてさ。
入職してから日々感想レポートのようなものを書かなければいけないのだが、書くことがない。何を書いたらいいのか分からなくて時間がかかる。今日も研修で書き終わったのが、私が最後だった。ここでも頭の足りなさが伺える。
足りないことが分かったなら、やるべきことは勉強することだ。だけどそんな向上心は持ち合わせてない。めんどくさいが勝つ。だから私は馬鹿なのだ。仕事において感想とか目標とかどーでもいい。1日何事もなく仕事が終わったらそれでいい。そのために必要なことはやる。賃金が払われるから責任持ってやる。それじゃダメか?生活のために働いてるのは正当な理由でしょ。建前なんかいらないと思っちゃう。正職じゃなくてパートにするんだったかな。あーあ、やっぱりいつも行き着くのは早く人生が終わって欲しいってとこ。